若手公務員は節約のために自動車保険を見直し!加入すべきプラン2選を解説

若手公務員

「公務員だけど、節約のために自動車保険を見直そうと思っている。任意保険のなかで不要なプランがあれば、外したいから教えて欲しい」

若手公務員

「自動車保険の任意保険のなかで、加入すべきプランがあれば知りたい」

若手公務員

「自動車保険に加入する際のポイントについて知りたい」

そんな悩みを抱えていませんか?

結論をいいますと、自動車保険の任意保険のなかで不要なプランは「車両保険」です。

一方、加入すべきプランは、以下の2つです。

  • 対人、対物(無制限)賠償保険
  • 弁護士特約

そこで、この記事では、公務員時代に自動車保険を見直して節約をしていた元公務員の筆者が、以下を詳しく解説します。

若手公務員が記事を読んで分かること
  • 自動車保険に加入する際の2つのポイント
  • 任意保険で加入すべき2つのプランとその理由
  • 任意保険で不要なプランとその理由

ぜひ最後までお読みください。

自動車保険に加入する際の2つのポイント

  • ネット保険がおすすめ
  • 相見積もりを取る

ネット保険がおすすめ【保険料が安い】

自動車保険には、ネット保険型の「ダイレクト型」と実店舗型の「代理店型」があります。

ダイレクト型の自動車保険は保険料が安いため、おすすめです。

代理店型の自動車保険は、店舗運営費や手数料、人件費などのコストがかかっているため、その分、保険料が高くなりがちです。

そのため、節約を考えたら保険料が安いダイレクト型を利用しましょう。

補償内容や事故時の対応も代理店型と差はないため、安心して利用できます。

ただし初めて車を購入する場合、まずは代理店型の自動車保険に加入することをおすすめします。

保険のプロが補償内容に問題ないかを判断してくれて、手続きも担当者が行うため手間がかかりません。

保険料は高くなりますが、車を購入したてということで運転に慣れていないうちは安心できます。

2年から3年ほど代理店型を利用してみて、ダイレクト型に切り替える形でも問題ないでしょう。

相見積もりを取る

自動車保険に加入する際は、相見積もりを取りましょう。

保険会社によっては数万円変わるおそれもあることから、見積もりを取って比較するのは必須です。

大手の保険会社なら安心できる、車を買った際に店舗で紹介された、という理由で相見積もりを取らずに決めてしまうことはもったいないといえます。

相見積もりを取る際は、以下の一括見積もりサービスを利用すると良いでしょう。

同じプランでも保険会社によって料金がかなり変わってくるため、自動車保険に加入する際は相見積もりを取ることをおすすめします。

自動車保険の任意保険で加入すべき2つのプランとその理由

公務員は資産運用OK
  • 対人、対物(無制限)賠償保険
  • 弁護士特約

対人、対物(無制限)賠償保険

任意保険である「対人、対物(無制限)賠償保険」は加入すべきプランとなります。

理由は「自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)」の補償の範囲が「対人賠償」のみで、補償限度額の上限が「3,000万円」なためです。

3,000万円と聞くと、高額だから自賠責保険だけでいいんじゃないかと思うかもしれません。

しかし、交通事故で相手が以下の状態になった場合、賠償金が数億円になる可能性があります。

  • 相手が死亡した
  • 相手が重い障害を負った

その場合、当然ですが3,000万円では足りません。

以下は、過去の高額賠償事案の判例です。

認定損害額性別・年齢職業損害
約5億2,800万円男性・41歳医師死亡
約3億9,700万円男性・21歳大学生後遺障害
約3億8,200万円男性・29歳会社員後遺障害
約3億7,800万円男性・23歳会社員後遺障害
約3億6,700万円男性・38歳医師死亡
約3億6,500万円男性・14歳中学生後遺障害

(出典:損保ジャパン | ここが知りたい、事故サービス 高額賠償事案判例(人身事故)

上記の表を見て分かるとおり、相手が死亡したり、後遺障害を負ったりすると、賠償金が3億円~5億円になる可能性があります。

そうなってくると自賠責保険の3,000万円では、絶対に足りません。

数億円の賠償金を支払うには、公務員の給料では困難以外、何物でもないといえます。

賠償金を支払うためだけに仕事する人生にしないためにも「対人、対物(無制限)賠償保険」には、必ず加入しましょう。

弁護士特約

「弁護士特約」にも、加入しておくことをおすすめします。

交通事故が起こった際、相手方とのやりとりがスムーズにいけば問題はありませんが、相手が以下の場合に該当すると、交渉がスムーズにいかない可能性があるでしょう。

  • 自賠責保険にしか加入していない
  • 保険そのものに加入していない など

交通事故に遭って、ただでさえ不安なところですし、仕事もあって忙しいときに自分一人で交渉を進めるのは相当に苦痛といえます。

その苦痛を避けるために弁護士に依頼しても、弁護士特約に加入していないことで弁護士に支払う費用が実費になります。

相手からの賠償金が支払われたとしても、収支がマイナスの「費用倒れ」となる可能性があるため、弁護士特約にも忘れずに加入しましょう。

自動車保険の任意保険で不要なプランとその理由【車両保険】

任意保険のなかでも「車両保険」だけは、加入する必要はありません。

車両保険は、事故があった際に保険会社から車の修理費を出してもらうものですが、以下の理由から加入する必要はないといえます。

車両保険が不要な理由
  • 車両保険を使うと等級が下がり保険料が上がる → 結果、自費で修理する場合が多い
  • 自賠責保険と対人、対物(無制限)賠償保険だけで、十分保証がある
  • 車両保険を使うほどの事故を起こすことは多いとはいえない
  • 車が大破する事故では満額支払われない → 車の時価が下がるため

使わなかったり、十分な補償を受けられなかったりする保険に入って、毎月高い保険料を支払い続けるのはお金の無駄です。

車両保険分だけの保険料を、貯金に回す方が良いといえます。

貯金に回したお金は、資産運用に回しましょう。

まとめ:若手公務員は自動車保険を見直して節約しよう

若手公務員が節約のために自動車保険を見直す場合、加入すべきプランと不要なプランを見極めましょう。

自動車保険の任意保険で加入すべきプランは、以下の2つです。

加入すべきプラン2選
  • 対人、対物(無制限)賠償保険
  • 弁護士特約

反対に不要なプランは、車両保険です。

車両保険が不要な理由は、以下のとおりとなります。

車両保険が不要な理由
  • 車両保険を使うと等級が下がり保険料が上がる
  • 自賠責保険と対人、対物責任保険だけで、十分保証がある
  • 車両保険を使うほどの事故を起こすことは多いとはいえない
  • 車が大破する事故では満額支払われない

自動車保険は、保険料が安いネット保険を利用したり、相見積もりを取ったりすることで効果的に見直しできます。

自動車保険は見直した結果、数万円を節約できる可能性があるため、若手公務員は節約のために積極的に見直していきましょう。