「通信費を見直すとどれくらいの節約効果があるの?」
「職場が導入している安否確認システムで、キャリアメールの利用が義務付けられているから、格安SIMへは乗り換えられない!何か対処法はない?」
そんな悩みを抱えていませんか?
若手公務員が節約を始める場合、固定費のなかでも通信費から見直すことをおすすめします。
ほかの固定費と比べて、見直す作業が少ないためです。
なお、格安SIMに乗り換えるだけで月間5,000円、年間6万円ほどの節約が可能になります。
そこで、この記事では、公務員時代に格安SIMを利用して通信費を節約していた元公務員の筆者が、以下を詳しく解説します。
- 通信費から見直すのがおすすめな理由
- 格安SIMに乗り換えるだけで月間5,000円、年間6万円ほどの節約ができる理由
- インターネット環境の見直しポイント
- キャリアメール登録必須の安否確認システムへの対応
ぜひ最後までお読みください。
目次
固定費の節約はまずは通信費から見直すのがおすすめ【見直し作業が少ない】
若手公務員が節約を始める場合、固定費のなかでも通信費から見直すことをおすすめします。
なお固定費とは「毎月、一定の金額を支払う費用」を指し、具体的には以下の費用となります。
- 住居費(住宅ローンや家賃)
- 通信費(スマホや光回線など)
- 保険料(生命保険や医療保険など)
- 自動車維持費(税金や点検代、駐車場代、車検代、自動車保険代など)
- 水道光熱費 など
上記固定費のなかでも、通信費は特に見直しやすい費用です。
見直すための作業が、ほかの固定費よりも少ないためです。
公務員は収入が安定していますが、収入を一気に増やすのは難しい職業といえます。
そこで見直しやすい通信費から削減することで、節約ができてお金を貯められます。
格安SIMへ乗り換えて節約
ここでは、以下の2点を解説します。
- 格安SIMが安い理由
- 月間5,000円、年間6万円ほどの節約が可能
1つずつ解説していきます。
格安SIMが安い理由
格安SIMとは、大手キャリアの毎月の通信費に比べて、安い料金で利用できるSIMカードのことです。
大手キャリアは、アンテナや基地局などの通信設備に自費で投資しています。
その分の費用が通信費に加えられているため、支払う金額が高くなってしまいます。
一方、格安SIMは大手キャリアの通信設備をレンタルしているため、設備の設置や維持に費用を投資する必要がありません。
そのため、通信費を安く提供できる仕組みとなっています。
そのほか格安SIMは店舗がない場合が多いため、手続きをWebに限定して人件費を抑えるなどして低価格のために努力をしています。
月間5,000円、年間6万円ほどの節約が可能
もしdocomoなどの大手キャリアと契約し、毎月9,000円以上の通信費を支払っている場合、格安SIMに乗り換えることで毎月5,000円以上の固定費が削減できます。
まずは大手キャリアから、格安SIMに乗り換えることで得られる節約効果を解説します。
モバイル専門調査機関である「MMD研究所」が調査した結果、格安スマホの通信費は月額4,258円でした。
これに対し、大手3キャリアの月額料金は9,498円です。
差額は5,240円と格安SIMのほうが安い結果となり、年間の節約額を計算すると6万2,880円となりました。
- 大手3キャリア:9,498円
- 格安SIM:4,258円
→差額:5,240円(9,498円-4,258円=5,240円)
→年間の節約額:6万2,880円(5,240円×12ヵ月=6万2,880円)
このように格安SIMに乗り換えるだけで、月間5,000円、年間6万円ほどの節約が可能となります。
なお筆者は、両親のスマホを大手キャリアから格安SIMに乗り換えた結果、年間10万円ほどの節約ができましたよ!
インターネット回線も見直して節約
自宅のインターネット回線も、固定費の見直し対象です。
インターネット回線の種類と料金、速度については、以下の表のとおりです。
種類 | 料金 | 速度 | 備考 |
光回線 | マンションタイプ :867円~/月 戸建てタイプ :1,910円~/月 | 速い (最大10Gbps) | 工事必要 (工事料金がかかかる) |
WiFi・モバイル回線 | 2,233円~/月 | エリアによる (最大4.9Gbps ) | 工事不要 |
上記の表では、光回線が安くみえますが、実際には様々なサービス料金が加算されるため、WiFi・モバイル回線よりも料金が高くなります。
光回線は速度制限なく利用できますが、すべてにおいて光回線のほうが良いというわけではありません。
普段のインターネット利用が少ない場合、WiFi・モバイル回線と契約するまでもなく格安SIMとテザリングだけでも十分ともいえます。
その場合、光回線と契約すると無駄遣いになるでしょう。
筆者は公務員時代、自宅にいる際は常にYouTubeを視聴したり、PCで作業や調べ物をしたりといった生活だったため、光回線が必須でした。
筆者のように、常にインターネットを利用する生活スタイルの場合、光回線を選ぶと良いでしょう。
普段の生活スタイルに合ったインターネット環境を選ぶことが重要といえます。
安否確認システムへの対応【キャリアメール持ち運びサービス】
安否確認システムを導入している省庁や地方自治体に勤務している場合、注意が必要といえるでしょう。
安否確認システムによっては、大手キャリアのメール利用が義務付けられているためです。
筆者が勤務していた海上保安庁も、大手キャリアのメールアドレスが必須の安否確認システムを導入していました。
この場合は、格安SIMへの乗り換え時にキャリアメールを持ち運べるサービスを利用することで対応可能です。
クリックすることで、各社のキャリアメール持ち込みサービスサイトにアクセスできます。
- docomo:ドコモメール持ち運び(月額:税込330円)
- au:auメール持ち運び(月額:税込330円)
- SoftBank:メールアドレス持ち運び(月額:税込330円)
なおメール持ち運びサービスは、大手キャリア解約後31日以内に申し込むなどの条件があります。
格安SIMへ乗り換える際は、忘れずに申し込むようにしましょう。
まとめ:公務員はまずは通信費の節約から始めよう
若手公務員が節約のために固定費を見直す場合、まずは通信費から見直すと良いでしょう。
見直すための作業が、ほかの固定費よりも少ないためです。
現在、大手携帯キャリアを利用している場合、スマホの通信費を節約するために格安SIMへの乗り換えをおすすめします。
月間5,000円、年間6万円ほどの節約が可能になります。
インターネット回線を見直す場合、普段の生活スタイルに合ったサービスを選ぶことが重要です。
職場が安否確認システムを導入している場合、キャリアメール持ち運びサービスを利用して格安SIMに乗り換えましょう。
通信費を見直せば、月間で数千円、年間で数万円の節約が可能です。若手公務員は、通信費の見直しに積極的に取り組んでいきましょう。
「公務員だけど、節約するにはまずは固定費からって聞いた。そのなかでも通信費から見直すと良いと聞いたけど、理由は?」