若手公務員でもできるほったらかし投資6選!4つの注意点も解説

「公務員には、ほったらかし投資がおすすめと聞いた。投資初心者の自分にでもできる?」

「ほったらかし投資は始めやすいと聞いた。興味があるから、どんな種類があるかが知りたい」

「仕事にも慣れてきたし、収入も安定してきたから投資で資産を増やしたいな。ほったらかし投資は自動でできると聞いたけど注意点ってある?」

そんな悩みを抱えていませんか?

結論をいいますと、ほったらかし投資は忙しい若手公務員におすすめできます。

自動で運用できて、手間がかからないためです。

ただし手間がかからない反面、無視できない注意点もあります。

この記事では、元公務員で31歳から資産運用を始めて、現在7年ほどで300万円以上の利益を出した筆者が、以下を詳しく解説します。

若手公務員が記事を読んで分かること
  • 若手公務員でもできるほったらかし投資6選
  • ほったらかし投資の4つの注意点

ぜひ最後までお読みください。

ほったらかし投資とは【投資を自動化】

ほったらかし投資とは、投資を始める前に環境を整えることで、始めた後は放置して自動的に資産を増やす方法をいいます。

環境を整えるとは、口座の開設や入金、ひと月に何円積立するかなどを事前に設定することです。

ほったらかし投資として代表的なのが、積立投資です。

毎月一定の日に一定の金額を積立投資するため、取引する手間もかからず値動きを気にして、投資のタイミングを見計らう必要もありません。

投資が自動化できることから、忙しくて投資に時間が割けない若手公務員にとって、ほったらかし投資はおすすめできます。

若手公務員でもできるほったらかし投資6選

  • 投資信託の積立
  • ロボアドバイザー
  • ソーシャルレンディング
  • 株の自動売買
  • FXの自動売買
  • 不動産クラウドファンディング

若手公務員でもできるほったらかし投資①:投資信託の積立【おすすめ】

投資信託とは、投資家から集めた資金を元に、投資のプロが株式や債券などに投資運用する金融商品です。

最初に投資する金融商品と毎月の積立金額を設定しておけば、あとは自動で積立購入されます。

手数料を払う必要はありますが、積立購入したあとの運用も投資のプロにすべてお任せできます。

積立金額も、証券会社によっては100円から投資可能です。

小額から始められて、運用に手間がかからない投資信託の積立は、ほったらかし投資としておすすめです。

若手公務員でもできるほったらかし投資②:ロボアドバイザー【おすすめ】

ロボアドバイザーは、AIを活用してポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)の提案や運用などを行うサービスです。

ロボアドバイザーには「投資一任型」と「アドバイス型」がありますが、投資一任型はほったらかし投資が可能です。

ポートフォリオを提案してくれるだけのアドバイス型に対し、投資一任型はポートフォリオの作成から買付、運用まですべてお任せできます。

運用方針にあわせて投資配分を調整するリバランスにも、対応可能です。

NISA(小額投資非課税制度)に対応しているロボアドバイザーもあります。

投資金額も1万円以下で始められるロボアドバイザーも多いため、おすすめのほったらかし投資といえるでしょう。

若手公務員でもできるほったらかし投資③:ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとは、仲介業者を通してお金を借りたい企業に貸し付けして、運用で生じた利益を得る融資サービスをいいます。

貸し付けたお金は企業に一定期間、運用をお任せするため、ほったらかし投資が可能です。

1円から始められるソーシャルレンディングもあります。

ソーシャルレンディングのメリットは、投資信託よりも利回りが高い点です。

デメリットは、以下の2つとなります。

  • 運用期間中は途中解約できないため、資金が拘束される
  • 貸付先の企業の倒産による貸し倒れなどのリスクがある

なお、過去に不祥事を起こして破綻したソーシャルレンディング業者もあり、貸し付けたお金が返還されない被害も出ています。みんなのクレジット事件

若手公務員がソーシャルレンディングで損をしないためには、貸付する企業や業者を見極める必要があるでしょう。

1円から始められるソーシャルレンディング一例

若手公務員でもできるほったらかし投資④:株の自動売買

株式取引に自動売買ツールを導入している証券会社もあります。

株式の自動売買ツールを利用すれば、若手公務員もほったらかし投資が可能です。

事前に銘柄と売買タイミングを設定することで、購入から売却までツールが自動で運用してくれます。

自動売買ツールが自動で運用してくれるため、値動きや時間を気にする必要もありません。

感情に左右されることなく、自動で取引できるでしょう。

株式取引に興味がある若手公務員は、投資に手間がかからない株の自動売買を利用することをおすすめします。

株の自動売買ツールを提供している証券会社・サービス一例

若手公務員でもできるほったらかし投資⑤:FXの自動売買

FX(外国為替証拠金取引)と聞くと、難易度が高いと思うかもしれません。

しかし株式と同様に、自動売買ツールでほったらかし投資ができます。

株式取引は売買できる時間(9時~15時)が決まっていますが、FXは24時間売買可能です。

自動売買ツールを利用すれば、機会を逃すことなく取引できるでしょう。

事前に設定したルール通りに取引するため、感情に左右されることもありません。

なおFX取引には、ある程度の知識が求められます。

投資初心者の若手公務員がFXの自動売買を始める場合、事前設定が済んでいる使いやすいツールの利用をおすすめします。

株の自動売買同様、利用の際はツールを提供している証券会社などを選ぶ必要があるため注意しましょう。

若手公務員でもできるほったらかし投資⑥:不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングは、仲介業者が複数の投資家から資金を集めて、不動産を購入し、運用で生じた利益を得るサービスです。

不動産の運用や維持管理も業者にすべてお任せできるため、手間をかけることなくほったらかし投資が可能です。

1万円程度から始められることも、不動産クラウドファンディングの大きなメリットといえます。

一方、デメリットとしては、以下の2つが挙げられます。

  • 途中解約できず、すぐに現金化できない
  • 業者が倒産して貸し付けたお金が返還されないリスクがある

若手公務員が不動産クラウドファンディングを始める際は、業者を見極める必要があるといえるでしょう。

1万円から始められる不動産クラウドファンディング一例

若手公務員がほったらかし投資をする際の4つの注意点

  • 短期間で大きな利益は出せない
  • 元本割れの可能性がある
  • 短期間の値動きは気にしない
  • 投資状況を定期的に確認する

注意点①:短期間で大きな利益は出せない

ほったらかし投資は、積立による長期運用を前提にしているため、短期間で大きな利益は期待できません。

小額からでもできるため、大きな利益を出しにくいといえます。

ほったらかし投資は、積立金額の利益に対して、さらに利益がつく複利の積み上げで資産形成することを目的としています。

利益が出るまで、少なくとも半年から1年以上はかかると考えたほうがよいでしょう。

注意点②:元本割れの可能性がある

投資に元本割れはつきものです。

ほったらかし投資も同様に、元本割れの可能性があります。

基本的にローリスクなほったらかし投資ですが、絶対に元本が保証されるものではありません。

元本割れを避けたければ、定期預金や保険といった元本保証型の投資以外には手をつけないようにしましょう。

なお元本割れは、長期に運用することで避けられる傾向にあります。

ほったらかし投資を長期間続けて、元本割れのリスクを減らしていきましょう。

注意点③:短期間の値動きは気にしない

投資を始めると、誰であれ投資先の値動きは気になるものです。

ちょっとした値動きで、一喜一憂してもおかしくないといえるでしょう。

しかし、ほったらかし投資で長期運用する場合、短期的な値動きは誤差の範囲といえます。

一番重要なのは、運用が終了して利益が確定した時ではないでしょうか。

利益が確定するまでは、できる限り値動きは気にしないことをおすすめします。

注意点④:投資状況を定期的に確認する

ほったらかし投資とはいえ、完全に放置することは避けるべきです。

利益が出ていた場合は良いですが、損失が出ていた場合、放置し続けるとさらなる大きな損害につながるためです。

可能であれば月1回、少なくとも半年に1回は投資状況を確認しましょう。

定期的に確認することで、想像以上の損失が出ていて利益が見込めない場合、投資先を変更するなどの対策が取れます。

例えば、損切りではあるけど10%損失が出たら売却する、といった自分独自のルールを決めておくと対策しやすくなります。

大きな損失を出さないためにも、投資状況は定期的に確認しましょう。